開発ストーリー

お陰様でスプレー缶穴あけ機 KAWAKATSU AIR10は、
多くのごみ処理施設や産業廃棄物処理会社等で採用いただいております。

なぜ、スプレー缶穴あけ機 KAWAKATSU AIR10はお客様にご好評いただけるのか。
スプレー缶穴あけ機 KAWAKATSU AIR10のどこがお客様にメリットを感じていただけているのか。

それは、この機械が開発に至ったストーリーをお読みいただくことで、
お客様にもご理解いただけると思います。

スプレー缶穴あけ機 KAWAKATSU AIR10は、
お客様の声を元に開発された機械だった

そもそもAIR10は、川勝鉄工所が機械メンテナンスを担当していたごみ処理施設や産業廃棄物処理会社の安全管理担当者からのご依頼で開発したものでした。

当時、そのごみ処理施設様では、毎日600本〜1000本のスプレー缶を独自に作った道具(ゴルフのシャフトの先を尖らせたような手作りのもの等)で作業員の方が1本ずつ穴をあけていました。

室内だとガスが飛散して危険なので、屋外で作業されていました。
スプレー缶の破片やガス、残液が飛び散るため、エプロン、マスク、ゴーグルで完全防備での作業です。屋外なので冬は寒く、夏はとても熱いため、作業員の方に負担をかける作業でした。

AIR10の開発は、この作業をご覧になった施設の安全管理担当者からスプレー缶の穴あけ機を開発して欲しいと依頼を受けたことから始まりました。

「モノづくり」とお客様への思いを込めた
スプレー缶穴あけ機 KAWAKATSU AIR10の開発

弊社は昭和33年に製缶加工業として創業し、産業機器や機械製作設備の設計、施工、加工、組立、メンテナンスを行ってきました。
「モノづくり」には自信がありましたが、自社オリジナルの製品を開発したことはありませんでした。

AIR10の開発は私たちにとって、とてもチャレンジングな経験でしたが、ご依頼をいただいたお客様からのアドバイスもいただきながら、ごみ処理施設や産業廃棄物処理会社のニーズに合うスプレー缶穴あけ機を開発できました。
「モノづくり」とお客様への思いを込めて開発した結果、特許(特許第6410093号)も取得することができました。

2014年の販売開始依頼、AIR10は多くのごみ処理施設や産業廃棄物処理会社などに導入いただいております。本当にありがたいことです。
何よりこれまで屋外で劣悪な環境の中、ひとつずつスプレー缶に穴をあけるという危険な作業をしていた作業員の皆さんに喜んでいただいていることを嬉しく思っています

AIR10をとおして自分たちの開発した製品が世の中に役立っている喜びを感じ、この機械をもっと多くの施設でご利用いただきたいと考えております。